2019年7月にドイツ・ラインラント=プファルツ州ザンクト・ゴアールにある4つ星古城ホテル「Romantik Hotel Schloss Rheinfels」に宿泊してきました。
この記事では「Romantik Hotel Schloss Rheinfels」の様子、感想と城下町ザンクト・ゴアール(St. Goar)についてご紹介します。
こんな方々におすすめの記事です。
☆公共交通機関でアクセスしたい
☆豊かな自然に囲まれた静かな環境のなかでゆっくりと過ごしたい
☆英語の通じるドイツの田舎に行きたい
☆ビールよりもワインが好き

電車にゆられライン川と古城をながめれば、いつの間にかそこは城下町
最寄の都市コプレンツ(Koblenz)から地方鉄道に乗ること約30分、電車にゆられライン川と山の上にそびえる古城をながめているとあっという間に古城ホテルがある町ザンクト・ゴアールに到着です。
ちなみに私たち夫婦はドイツ鉄道のお得な乗り放題チケット「Quer-durchs-Land-Ticket」を利用しました。
このチケットについてはこちらの記事をご参照ください。

7月も中旬以降になるとドイツでは夏休みの学校が多くなるため、それに合わせて家族でバカンスを取る人がほとんどです。
美しいライン川の景色をながめていったらあっという間でした!
ちなみに古城ホテルがあるこのザンクト・ゴアールのライン川を挟ん反対岸はザンクト・ゴアールスハウゼン(St. Goarshausen)という別な町で、こちらにも駅があるのでご注意ください。
(カピバラは危うくコプレンツからこのザンクト・ゴアールスハウゼン行きの電車の乗りそうになりました…)
ザンクト・ゴアールのほうが電車の本数や宿泊施設も多いのでおすすめです。
ただ、もしザンクト・ゴアールスハウゼンに行ってしまっても、フェリーでライン川を渡れますのでご安心ください。
フェリーの料金や時間についてはこちらをご参照ください。
田舎だけど世界中から観光客が訪れる小さな町 ザンクト・ゴアー
ザンクト・ゴアール駅を出て周りを見渡すと感じる田舎感。
人口約3,000人の小さな町なので、時間によっては観光客らしき人しかみかけません。
駅前の通り。
写真中央奥にはお目当ての古城ホテルが見えます。
通りはとても落ち着いていて、昔からの観光地からか年季の入った家々が目立ちます。
駅から徒歩数分の町の中心ヘーア通り(Heerstrasse)。
こちらも年季の入ったお店が並び、昔ながらの観光地感あり。
観光案内所、ホテル、レストラン、土産店はこのヘーア通りに集中しています。
ライン川とザンクト・ゴアールの町並み。
こちらはザンクト・ゴアールから見たライン川と反対岸の町ザンクト・ゴアールスハウゼン。
山の上にそびえるのはネコ城(Burg Katz)です。
その他、ザンクト・ゴアールの観光情報こちらをどうぞ。
駅から古城ホテルまでは徒歩約15分…だけど、シャトルバスが便利
さて、話を戻してザンクト・ゴアール駅から古城ホテルまでのアクセスですが、1kmもないので歩けば15分くらいなんですが、けっこうな坂道なので特に夏は暑さも相まってちょっとつらいです(汗
坂道と古城ホテルはこんな感じです。
ちなみに、本来であれば写真(上)のどちらの道からでも古城ホテルに行けるようなのですが、この時は工事の影響で左側の道からのみしか行けませんでした。
※写真(下)参照
肝心のシャトルバスについてですが、先にご紹介したヘーア通り沿いのマルクト広場(Markt Platz)の近くのバス停から乗車可能です。
この貼り紙に似たデザインのバスなのでわかりすいです。
営業期間 2019年4月19日~22日、4月27日~10月31日
発車時刻 10:15~16:45まで30分おきに出発
乗車時間 約5分
料金 片道3ユーロ/往復5ユーロ(12歳までの子どもは半額)
詳しくはバス会社の公式ホームページをご確認ください。
ついに到着、念願の古城ホテル!その実態は…
古城ホテル行きのシャトルバスがあることは到着するまで知らなかったので、あの急な坂道を暑い中ヒイヒイ登ること約15分、念願の古城ホテルに無事到着!
駐車場から古城ホテルには橋がかけられており、古城ホテルのすぐとなりには廃城「ラインフェルス城(Burg Rheinfels)」。
写真手前のラベンダーはすご~くいい香りがして、蜂がたくさん。
こういったところがしっかり手入れされていると「おっ、ちょっと違うかも」て感じさせますね。
橋を渡って奥に進めば、古城ホテル「Schloss Rheinfels」の入口です。
ちなみに入口はドイツ式1階、日本式2階の扉のところです。
HOTELSTARS.EUというホテル格付けサイトで「4つ星(上級)」に格付けされています。
ちなみに夕方になるとこんな感じで明かりが灯ります。
お隣のラインフェルス城との雰囲気も相まって別世界感が半端ない…!
さて、チェックインを済まして部屋(ノーマル・ダブルルーム)へ。
一番お安い部屋にしましたが、窓からはこの眺めです!
写真奥に見えるのはザンクト・ゴアールスハウゼンの北にある「ネズミ城(Burg Maus)」。
ネコの次はネズミですか。。笑
肝心の部屋の様子は、詳しくは下でご紹介する「ホテル内360度パノラマ写真」でみていただきたいのですが、さすが4つ星、綺麗に掃除されていますし、ベットはふっかふかで最高です!
一番お安い部屋でしたが狭くもないし、のんびり休む分には十分な広さです。
一つ難点を挙げるとすれば、クーラーがなかったこと。
もともと比較的涼しい地域でかつ夜は気温も下がるため付いてないのでしょうが、ちょうど猛暑日となった宿泊日の夜はさすがに少し暑かったです。
でも夜には気温も下がり山の上にあることから涼しい風も吹くので、窓を少し開けて寝れば問題ありません。
荷物を置いてラインフェルス城入口前の展望台からライン川と反対側をながめます。
このあたりはドイツ有数のワイン生産地なので山々にはワイン畑が広がっています。
ザンクト・ゴアールスハウゼンのながめ。
ネコ城も見えますね。
ちょっと移動して古城ホテル南側からザンクト・ゴアール(手前)とザンクト・ゴアールスハウゼン(奥)が見えます。
ちょっと時間が変わって、こちらはホテル内の朝食会場の様子。
窓際の席とすこし内側の席があって、朝食はバイキング形式です。
伝統衣装を着たスタッフの方が温かい飲み物(コーヒー、紅茶など)をサーブしてくれます。
ドイツパンは美味しいし、リクエストに応じてオムレツもその場でスタッフが作ってくれます。
ホテルの宿泊者は年配のドイツ人夫婦が多く、家族連れの旅行者も多い印象です。
我々の年代の宿泊客は少なめ。
地球の歩き方にザンクト・ゴアールが掲載されているからか、日本人の宿泊者も見かけます。
ただ、皆さんバカンスで宿泊しているからか朝はすこしゆっくり。
7:00から朝食会場はオープンしますが、7:30分ごろに行ってもかなり空いています。
8:00ごろからだんだん宿泊者が増え始めますが、静かで落ち着いた雰囲気の中で朝食が楽しめます。
こちらは窓際の席からのながめ。
この景色をながめながら美味しい朝食を食べておしゃべりを楽しむとあっとい間に2時間くらい過ぎてしまいました。
この他のホテル内の様子については公式ホームページから360度パノラマ写真で確認することができます。
くるくる回しまくって心ゆくまでご確認ください。
観光もいいけどせっかくだからのんびりしてみては? ウェルネス・エリア
あとぜひこのホテル内の施設でおすすめしたいのが「ウェルネス・エリア(Wellnessbereich)」です。
宿泊プランの中に含まれていて、プールやサウナが利用できます。
サウナはドイツ式で裸で入ることになりますが、平日昼に利用すれば他の利用客はほとんどない時間帯もあるのでおすすめです。
サウナに入ってガンガン汗をかいて、外(⑧Schlossgarten)の新鮮な空気を吸いながら山々とネコ城をながめると気分爽快!
ちなみにバスローブはホテル側で準備しています。
プールは水着着用が義務なので、プールに入りたい場合は水着を忘れずに!
ホテルの予約は公式HPが一番お得!
普段はホテル料金比較サービスを使ってホテルを予約することが多いんですが、こちらの古城ホテルについては公式ホームページから予約されることをおすすめします。
公式ホームページ・トップ画面には下画像のように他ホテル予約サービスと公式ホームページ価格が比較されています。
このタイミングでは他ホテル予約サービスと比較して19ユーロ/人も安い!
公式ホームページの予約システムはドイツ語のほかに英語にも対応しています。
もし「ドイツ語や英語でのホテル予約はちょと不安…」という方にはBooking.comから日本語で予約が可能です。
古城ホテル一般情報
ホテル名:Romantik Hotel Schloss Rheinfels
住所:Schloßberg 47, 56329 St. Goar
電話:+49-6741-802-0
Eメール:info@schloss-rheinfels.de
まとめ
初めて古城ホテルに宿泊しましたが、大満足!
宿泊料金は通常のホテルに比べるとちょっとお高めですが、雰囲気、サービスを考えるとコスパ良いと思います。
最後にもう一度、おすすめのポイントです。
☆公共交通機関のアクセスがいい
☆豊かな自然に囲まれた静かな環境のなかでゆっくりと過ごせる
☆英語の通じるドイツの田舎
☆ワインが美味しい
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