2019年8月、ポルトガル第二の都市ポルト(Porto)から公共交通機関を乗り継いで約2時間ほど南にあるビーチを訪れています。
ちょっとググる限りでは日本語の情報も見当たらない地方のビーチ。
「地方のビーチで何をするわけでもなくのんびりしたいな~」というだけの動機で訪れてみました。
その日常をシリーズでご紹介する6日目(最終日)。
これまでの滞在記についてはこちらからどうぞ。





ポルト・カンパニャン(Campanhã)駅から地方のビーチへ
ポルト空港(正式名称:フランシスコ・サー・カルネイロ空港)からポルト・カンパニャン(Campanhã)駅を経由して直接、地方のビーチへ向かいました。
全て電車とバスで行きましたが、空港からは乗り継ぎも含めて約3時間くらいかかります。
自動車(レンタカー、タクシー、ウーバー等)なら約45分、50kmくらいの距離です。
電車:カンパニャン駅→オバール(Ovar)駅
ポルトのカンパニャン駅から地方のビーチ最寄のオバール駅までは電車です。
ポルトガル鉄道公式ホームページから所要時間、運賃、停車駅などが確認できます。

駅構内に写真のような券売機があるので、こちらで切符を購入。
英語OKです。
実際には、切符ではなく、写真のようなカードを購入して、そこに運賃をチャージすることになります。
運賃(大人、片道、2等):2.35ユーロ+「Sigaカード」0.50ユーロ=2.85ユーロ
所要時間:約40分
電車はこんな感じです。
乗車する前に、写真のような機械にカードをかざして有効化(Validation)しましょう。
「ピッ」と音がすればOKです。
これを忘れてしまうと乗車後、車掌さんに罰金を払うことになりかねないので要注意です。
車内の様子。
カピバラたちが乗車した日は日曜日で観光客がけっこう乗っていましたが、途中のエスピーニョ(Espinho)駅でほとんどの人たちが下りて、以後オバール駅まではこんな感じでした。
車窓を流れる穏やかな景色を眺めての~んびり乗車です。
バス:オバール駅→地方のビーチことFuradouroへ
オバール駅に到着!
駅東側の様子。
こじんまりとした田舎の駅という印象です。
オバール駅前の様子。
客待ちのタクシー、路上駐車する車、数件のレストランが目につきました。
ふらふら歩く地元の人、電車を降りてどこかへ向かう人、これから電車に乗るのか、大きな荷物を抱えた観光客らしき人。
それほど広くもない駅前を歩くとすぐにバスの看板が目につき、近くには時刻表が貼られています。
このあたりです。
ちょっと細かいんですが、Furadouro→オバール駅とオバール駅→Furadouroの運行時刻が載ってます。
写真右下にはオバール駅発Fradouro行きのバスも載ってます。
Dias Úteis → 平日
Sábados → 土曜日
Domingos e Feriados →日曜と祝日
バスが来たら前から乗り込みます。
行先を確認して、運転手さんから直接乗車券を購入。
英語は通じなかったので、行先と人数を単語でいいのでポルトガル語で言えるといいですね。
運賃(大人、片道):1.90ユーロ
乗車券はこのレトロな機械から発券されます。
車内の様子。
車内もレトロです。
他西ヨーロッパ諸国に比べるとそれほど経済状況のよくないポルトガルの田舎。
でも、古いバスがとても大事に使用されていることが好印象です。
オバール駅を発車後、いくつか停留所があり、約20分ほどでFuradouroに到着します。
終着駅は町中のバスターミナルですが、ビーチ沿いに行くならこの辺りにある停留所で降りると便利です。
滞在6日目、金曜日は朝から何やら街がさわがしい
さて、話は滞在初日から6日目最終日の朝に戻ります。
地方のあるビーチはいつも通り穏やかで青空が綺麗な朝を迎えていますが、部屋の窓から外を見ると何やら出店のような準備をしている人がちらほら。
こちらは窓から見えたお店。
車の中古ホイールが見えます。
メイン通りにはその他にもたくさんの品々を販売する出店が並んで、どうやら蚤の市のようです。
出店している人は全体的に年齢層が高く、販売されている品々は年季が入ったものが多い印象。
そんな商品たちを眺めているとなんだかちょっとタイムスリップしたような感覚です。
滞在最終日の朝は、地元のパン屋さんでできたてのパンを買って、海を眺めながら食べました。
地方のビーチFuradouroから再びポルトへ
初めて訪れたポルトガルの地方のビーチ。
金曜日である今日からまた賑やかな週末が繰り広げられるのでしょうが、名残惜しいけれどホテルをチェックアウトし、次の目的地ポルトに向かいます。
バス:Furadouro→オバール駅
町の南西側にあるバスステーションからオバール駅のバスに乗ります。
ビーチからは歩いて約10分ほど。
ここにもバスの時刻表が貼り紙されています。
朝9時のバスに乗り込みます。
オバール市内中心部へ向かう地元の方らしき人が10名くらい乗車。
行き同様、約20分くらいでオバール駅に到着です。
運賃(大人、片道):1.90ユーロ
電車:オバール駅→ポルト・サオベント(São Bento)駅へ
平日朝のオバール駅は滞在初日よりも多くの人が駅プラットフォームで電車を待っています。
電車を待つ途中「ぱふっ、ぱふっ」と可愛らしい警笛を鳴らしけっこうな速度で通過する電車たち。
運賃(大人、片道、2等):2.65ユーロ
所要時間:約40分
駅プラットフォームで待っていた人たちはオバール駅から南に向かう人が多く、ポルト方面に乗車する人はちらほら。
隣の席はバカンスで訪れているであろうフランス人の親子でした。
車窓から見えるポルトの街
まとめ
☆ Furadouro→ポルト・サオベント(São Bento)駅:4.55ユーロ
☆ Sigaカード:0.50ユーロ
☆ 所要時間:電車とバスを乗り継いで、乗り換えの時間も含めると1時間半~2時間ほど
公共交通機関を乗り継げば、日本円で約600円、早ければ1時間半ほどでポルトから地方のビーチに行けちゃいます。
ちょっとだけポルトから足を延ばして、ちょっとだけ英語が通じる地方のビーチ、おすすめです。
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