海外に旅行した時や長期で滞在するときに気になるのが、もし体調が悪くなったら…。
- 海外の病院では、実際にどのくらいかかるのか。
- どんな風に支払えばいいのか。
- そもそも、どうやって受診したらいいのか。
気になったらキリがありません。
今回は、わたしが実際にドイツにある病院を受診した際の受診方法、支払い方法についてまとめてみました。
※かかる病院や症状によって、予約の方法、受診費用は異なります。
このブログでは、2019年内にドイツにある病院を受診した際の個人的感想をまとめています。
受診する際には、事前に電話予約を
ドイツの病院では、受診する前に、必ず電話で予約しなければいけません。
そして、ちゃっかりと電話予約料金なるものが請求されます。
病院によって変わるけれど、わたしがかかった2病院は約10ユーロでした。
予約だけでこのお値段、なかなかしますよね。。
受診した後は、支払わずにただ帰るのみ
これが一番、日本の病院と違って驚いたところです。
そう、受診が終わったら、ただ帰るのみ。
その場では支払いません。
支払わずに帰るのは、後ろめたいものがありますが。。
支払いは、後日、郵便で請求書が届くので、指定された口座に請求金額を振り込むシステムです。
キャッシュレスサービスが、とっても便利!
プライベート保険(いわゆる東京海上保険などの民間企業の海外旅行保険)に加入している方は、必見です!
各保険会社が提携している病院を受診する場合、後日請求書が届くことはありません。
そう、医療費は直接、各保険会社に請求されるので、私たちは何もしなくていいのです…!
なんて便利!!
キャッシュレスサービスの利用方法は、東京海上保険を利用した場合、
- 提携先の病院へ電話予約する。
- 病院を受診し、保険証書を病院に提示する。
- キャッシュレスサービスへの同意書(名前や住所etc.)を記入。
- 受診後、そのまま帰るのみ。
これだけです。
受診後は、ただ体調の回復に専念するだけでOKです。
お薬は、病院では出ません
これも、日本の病院とは異なるポイントです。
ドイツの病院では、お薬を直接処方されることはありません。
病院から処方箋をいただき、それをもって自分で薬局で購入しなければいけません。
キャッシュレスサービスを利用した方も、薬はご自身で購入しなければなりません。
プライベート保険の場合、自費で支払ったお薬の費用は、後日保険会社に請求可能です。
実際にかかった費用は、こんな感じ
受診が終わって家に帰っても、実際にどのくらいの費用が請求されるのか気になるところ。
いくら保険会社に請求して全額負担してもらえるとしても、まずは自分で立て替える必要があるからです(振込期限は、病院によりますが約2~4週間程度の余裕があります。)。
ここで、わたしが受診した3病院の実際の費用をご紹介します。
もう一度書きますが、病院や症状によって異なるので、あくまで『こんな感じかぁ』くらいにとどめてくださいね。
産婦人科(合計約210ユーロ)
生理周期や排卵状態について気になるところがあったので、その問診と子宮頸がん検診を受けました。
子宮頸がん検診は、病院ではなく公立保健センターへ試験体を送って診断してもらうスタイルでした。わたしはセンターへは行っていません(行ったのは、わたしの細胞だけ)。
- 電話予約料金…約10ユーロ
- 問診など受診費用全体…約170ユーロ
- 保健センターでの検査費用…約30ユーロ
眼科(合計約200ユーロ)
眼科へは、片目が炎症を起こしてしまって赤みが引かなかったので受診。
病院では問診に加えて、眼圧や視力、色覚など全般検査、処方箋を頂きました。
- 電話予約料金…約10ユーロ
- 問診など受診費用や検査費用…約170ユーロ
その後、薬局で処方薬(点眼液20ユーロ)を別途購入しています。
点眼液で20ユーロ(約2,500円程度)って…!
日本ではお目にかかったことがないお高い目薬。そのおかげで約1週間で炎症が収まりました♪
ちなみに、この点眼液の費用も保険会社に請求できます。
内科(合計20ユーロ)
この病院は保険会社の提携先病院だったので、わたしへの請求はありませんでした。
受診にかかる費用全額は、病院から直接、保険会社に請求されます。
ああ…、キャッシュレスサービスとはなんて便利なことか!
ちなみに、処方箋はいただいたので、帰り道に薬局によって処方薬(20ユーロ)を購入。
この費用は、後日保険会社に請求します。
まとめ
日本の病院の受診と大きく違うのは、
- 病院では薬は処方されないので、処方箋をもって自分で薬局で購入しなければいけません。
※法律により、どの薬局で購入しようとも処方薬は金額が一律に設定されているそうです。 - 受診後は支払いはせず、後日郵送されてくる請求書に基づいて口座振込払いする。
この2点です。
初めて病院を受診するときはドキドキしますが、この2つ以外は日本のと変わらないので安心です。
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