※この記事は、ドイツ時間2020年3月13日に作成したものです。
この記事を書いている筆者は、この時点でデュッセルドルフ市に住んでいます。
デュッセルドルフ市は、ドイツ全土の感染者数の約3分の1がいるNRW州(ノルトラインウェストファーレン州)にあります。といっても、州はとても広く、デュッセルドルフ市内だけを見ると4人の感染者にとどまっています。
デュッセルドルフ市内でのコロナウィルス感染者及び検査受診の状況は、デュッセルドルフ市公式Twitterから確認できます(ドイツ語)。
ドイツでの感染者数及び死亡者数
あっという間に、日本の感染者数2倍以上を上回ったとドイツ。
最新の感染者数や死亡者数は、こちら(ロバートコッホ研究所HP)から確認できます。
- ドイツ全土…2,369人(うち、5人死亡)
- NRW州(デュッセルドルフ、ケルン等)…688人(うち、3人死亡)
- Bayern州(ミュンヘン等)…500人(うち、1名死亡)
- Berlin(ベルリン)…137人
※上記は、2020年3月12日15:00現在のものです。
報道の変化
コロナウィルス感染に関するニュースに取り上げられはじめた2月当初は、あくまで『中国や日本、韓国の問題』としてどこか他人事のようで、東アジア系の外見をしている身からするとコロナウィルスによる差別を受けまいかハラハラしていました。
ですが、3月に入り、イタリアでの急速な感染者数の拡大を受け、皮肉な話ですが、東アジアだけの問題ではなくなり、その結果、差別を受けるかもしれないという心配も一気になくなりました。
街の変化
デュッセルドルフ市内の様子を見ると、『デュッセルドルフの銀座』との異名をもつケーニヒスアレー(Königs Allee、高級ブティックが立ち並ぶショッピング名所)は相変わらずの賑わいです。
スーパーに行っても、来客者数の減少は特に感じず、かといって多くなっているという感じもせず。。いたってウィルス発生前と変わらない様子です。
ただ、マスクをしている人を2,3人見るようになりました。
(東アジア系、ヨーロッパ系いずれも)
たかが2,3人…
とはいえ、普段マスクをする習慣のないドイツでマスクをしている人をみるのはとっても珍しいことです。
日本では予防という観点からマスクをしますが、ドイツでは病気になっている人、感染している人が『他者にうつさないためにマスクをする』という認識。
そのため、マスクをしている人には近寄らないことが多いのですが、
認識が変化しているのか、電車の中でマスクをしている東アジア系の隣の席にも躊躇なくドイツ系の方が座る姿を見ました。
品薄になっているもの
デュッセルドルフ市内の薬局やドラッグストアでは、アルコール消毒液やハンドソープが棚からごっそりとなくなっています。
一方で、日本で品薄になっているというトイレットペーパーは、デュッセルドルフ市内では充分にあります。
幼児用おむつや介護用おむつ、生理用品におしりふきまで充実しています。
手洗いの方法
ハインリッヒ大学やデュッセルドルフ市内にあるデパートのトイレで見つけました。
コロナウィルスとは限定していませんが、感染症を防ぐための手洗い方法を記したものです。
20~30秒石鹸で手を洗うよう書いてあります。
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