ドイツ人同僚の働き方:有給休暇は全部取得、病休(有給)は別途取得可

働き方

こんにちは、カピバラです。

働き方改革」が叫ばれて久しい今日この頃ですが、みなさん、いかが働かれていますでしょうか。

先日は、ドイツ人同僚働き方、その「労働時間」についてご紹介しました。 

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今回はドイツ人同僚働き方、その中でも「休み方」についてご紹介します。

先に結論をお話しすると、ドイツ人同僚は有給休暇は全部取得し、病休(有給)は別途取得しています

あ~もうすでにうらやましいですね!

この記事を読んでいただいたことで少しでも多くの方がドイツの働き方に関心を持ち、また、日本という国の働き方のあり方について考えていただくきっかけとなれば幸いです。

以下、詳しく説明していきます。

有給休暇の日数は30日以上の場合も

ドイツの法律連邦労働者最低休暇法)では 、休暇について次のように定めています。

年次有給休暇の付与日数:
1暦年につき24週日(週日とは日曜日、日曜日以外の所定休日及び法定祝日を除く暦日)、週5日制の場合は20週日

年次有給休暇の連続付与
連続12週日の付与を要するが、労働協約等で異なる定めも可能。

未消化年休の取扱い:
休暇は休暇年度内に付与、取得するものとされているため繰越しは原則として認められない。事業所の都合、又は個人的な都合で繰り越された場合にも翌年3月末までに取得しなければならない。

参考:基礎情報:ドイツ(2013年)4. 賃金・労働時間・解雇法制(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

簡単に説明すると、週5日勤務の場合、1年間に最低でも20日間有給休暇が与えられます。 

また、労働契約により異なる場合もありますが、12日分有給休暇連続して取得することも可能です。

なお、有給休暇は年度内に全て取得することが求められており、 年度内に全て取得できなかった場合は、翌年度の第1四半期(3か月)に 取得できなかった有給休暇を取得することが求められています。

※日本の場合は4月~翌年3月が休暇年度ですが、ドイツの場合は1月~12月休暇年度となります。 

ちなみに、週5日勤務の場合、この20日間の有給休暇は必要最低限の条件であり、さらに日数を上乗せして有給休暇を付与されることが一般的です。

私のドイツ人同僚は、少なくとも24日以上、これが一般的なドイツの大企業になると、年間で30日以上の有給休暇が与えられる場合もあるそうです。 

あ~うらやましい!

部下の有給休暇取得を積極的に考えてくれる上司

一方で、考え方によってはこれだけの有給休暇を取得しなければならない、ということでもあります。

ドイツ人同僚も暇なわけではないので、忙しい業務の合間をぬって有給休暇を取得しなければならないのです。

ただし、これだけの日数ですから、個人の努力だけではどうしようもありません

その時にはやはり上司、そしてチームとの相談協力が必要になります。

有給休暇日数法律で定められているので、上司は必死になって部下の業務のスケジューリング、進捗状況を確認して、一緒に部下の有給休暇取得を積極的に考えてくれています

6週間まで有給の病休が取得できる

病欠
被用者は6週間まで有給の病気休暇を取得できる。それ以上の病気を理由とし た欠勤は無給となるが、給与相当額が健康保険組合から支払われる。病気を理 由とした欠勤が3日以上になる場合は、医師の診断書の提出が必要になる。 

参考:欧州各国の雇用制度一覧(独立行政法人日本貿易振興機構)

ドイツでは、有給とは別に病休が取得できます

「あれ、そういえば今週〇〇さん見かけないな」と思って共有スケジュールを確認したら病休だった、なんてことがよくあります。

休暇がもたらす心身の余裕、モチベーション、アイディア

これまでに見てきた有給休暇病休、そして、祝日に加えて短い労働時間、これらがもたらすのは心身の余裕です。

もちろん、プライベートな問題などを抱えている人もいるかもしれないので、たくさん休めるからといって皆さんが一概に幸せかと言うとそれは別の話ですが、やはりこれだけしっかりと休息を取れると余裕を持って働いてる方々が多いなぁ、と感じるのが実際です。

そしてドイツ人同僚だけではなく、取引先等と話をしていても感じるのが、その高いモチベーション豊富なアイディアです。

個人的によく感じているのは、日本的な長時間労働で、どれだけたくさんの時間職場で考え込んだとしても、それほど良いアイディアというのは浮かんできません

一方で、しっかりとプライベートな時間を確保して、リフレッシュした頭で考えるアイディアというものは、時として長時間考えたアイデアよりもいいものであることは多いと思います。 

リフレッシュした心身から考えるされるアイディア、活発な議論、友好な関係

憔悴しきった心身から考えるアイディア、停滞する議論、ギスギスした関係

短期的な視点では分かりにくいかもしれませんが、長期的な視点にたった場合、最終的にビジネスのチャンスをつかみ、成功を収めるのはどちらか明白ではないでしょうか。

また、ビジネスに限らず、長い人生を考えた場合も同様だと思います。

しっかり休めるけれど、仕事ができることが大前提:求められる効率性

一つ、誤解を招かないように付け加えておきたいのですが、これだけ法律によってしっかり休めることが保証されていますが、それはあくまでも仕事ができることが大前提です。

もちろん、求められる結果が出せないのであれば、契約が解除される、解雇されるということはありえます。

これだけ休暇が多い中で、つまり休暇を取らなくてはならない中で、しっかりと仕事を進める。

そのためには、よくドイツで取り上げられる効率性が重要な役割を果たしているわけです。

効率性については話が逸れてしまうので、この話はここまでにします。 

まとめ

☆ 有給休暇は1年に最低20日以上、30日以上という企業も
☆ 有給休暇は年度内に全て取得しなければならない
☆ 有給休暇とは別に6週間まで有給の病休が取得できる

こちらに来て、ドイツ人同僚と働いてみて感じるのは、どちらが優れているかというような議論ではなく、ドイツでできているのであれば日本でもできるのではないかな、ということです。

もし日本でもこのような休み方が実践できる企業であれば、これから予想される優秀な人材の不足の中、きっと優秀な人材に困ることはないと思います。

またビジネスに限らず、そもそも本当の意味で豊かな人生を送るためには、こういった心身の余裕が必要なのではないでしょうか。

 

ドイツ人の休み方については、こちらの本にとても詳しく書かれておりおすすめです。

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